晴耕雨読

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知らないと損する付加年金の話

今日もご訪問頂きありがとうございます。

 

晴耕雨読です。

 

さて、今日は初めてのカテゴリーであるお金を備えるというお話です。

 

最近は人生100年時代と言われていますが、老後に備えることはとても大事ですよね。

 

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老後の備えはなぜ必要か?

皆さんは老後の備えをしていらっしゃいますか?

 

65才が定年として、もし85才まで生きたとしたら20年間老後の生活期間があるわけです。

 

仮に老後に毎月の生活資金が30万円必要だとしたら、

30万円×12ヵ月×20年として7,200万円

ものお金が必要ということになります。

 

もしこれが毎月50万円の生活レベルであれば

50万円×12ヵ月で年間600万円、20年では1億200万円ものお金が必要ということになります。

 

すごい金額ですね。

 

これだけの金額を、退職金公的年金だけでカバーすることは可能でしょうか?

 

多分ほとんどの人が難しいかと思います。

 

このため、不足分は自分で準備しなければならず、いわゆる自助努力が必要です。

 

今後、国の公的年金制度もどうなるかわかりませんが、老後に備えることは超高齢化社会の中ではとても重要ということになります。

 

付加年金の概要

 

ところで、皆さんは、付加年金ってお聞きしたことがありますか?

 

付加年金は、個人事業主であるフリーランスの方、つまり国民年金の一号の方が加入できる国の制度です。

 

次の図をご覧ください(僕の自作です!!)

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国民年金は、

個人事業主の第一号

会社員の第二号

会社員の配偶者の第三号に分けられます。

 

付加年金は、会社員の方(第二号)、会社員の配偶者の方(第三号)の方は加入できない制度ですので、以降の内容は、第一号の方ご興味のある方のみお読みください。

 

それでは付加年金について詳しくみていきましょう。

 

制度概要

 そもそも付加年金とは?

自営業者などの第一被保険者を対象に、国民年金の保険料に加えて付加保険料を納めることで、国民年金に上乗せしてもらえる年金制度です。

上乗せという意味では国民年金基金と同じですね。

 

保険料は?

毎月400円の保険料となります。

 

年払いにすると少しおトクとなるようです。

尚、支払った保険料は全額社会保険料控除として所得から控除できます。

確定申告書では次のように所得控除欄に記載されます。

 

 

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いくらもらえるの?

200円×付加保険料を納めた月数の年金が国民年金に上乗せされます。

 

詳細は下記ご参照ください。 

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 引用元:日本年金機構 

  

なんだ大したことないじゃんと思ったあなた、侮るなかれ…

 

実はこれはすごい制度なんです!!

 

付加年金のメリット

 

例えば、付加年金の保険料を50歳から60歳まで10年間支払ったとします。

 

400円×12×10年=48,000円(コスト)

 

一方、付加年金で受け取れる国民年金に上乗せされる額(年間)

200円×12×10年=24,000円(リターン)

公的年金は65才以上だと公的年金等控除により120万円までは非課税です。

 

付加年金は、このケースだと原則65歳から毎年24,000円が国民年金に上乗せされ、生きている間ずっともらえます。

 

つまり、48,000円÷24,000円=2ですので、なんと2年で元が取れる年金ということになります。

 

仮に85歳まで生きたとしましょう。

85歳-65歳=20年

24,000×20年=48万円の付加年金が受け取れる計算になります。

 

480,000円(リターン)÷48,000円(コスト)=10倍 

つまり利回り1,000%です。

 

この超低金利の時代にローリスクで10倍以上の利回りの期待できる商品なんて普通ないのです。

これはエラーに近い商品だと言えます。

 

今は人生100年時代と言われていますから、仮に100歳まで生きたとすると

100歳-65歳=35年

このケースだと 24,000×35年=84万円もの付加年金が受け取れる計算

 

840,000÷48,000=17.5倍

つまり、なんと利回り1,750%となります。

 

これだけのメリットがあるのですが、実はデメリットもあります。

 

付加年金のデメリット

①65才前に亡くなってしまった場合

②65才から2年以内に亡くなってしまった場合

いずれの場合も支払った金額より受け取る金額が少なくなります。

尚、遺族には死亡一時金で8,500円が支払われるようです。(但し3年以上の付加年金保険料の支払が必要です)

死亡一時金|日本年金機構

 

注意すべき点

国民年金基金との選択となります。

国民年金の上乗せ制度である付加年金と国民年金基金は併用できないことになっています。

②イデコ(個人型確定拠出年金)に加入の場合、イデコの上限が68,000円が67,000円になります。

イデコの上限は68,000円で400円を差し引くと67,600円ですが、イデコが千円単位の関係で67,000円となるようです。

 

手続き方法

 市区町村の年金窓口で加入手続きできます。

 

まとめ

今日は国民年金の第一号(自営業者等)の加入できる付加年金のお話をしました。

 

デメリットも考えられますがかなり限定的です。

 

一方、付加年金の保険料をかけるとき(入口)は社会保険料控除の対象になり、付加年金を受け取るとき(出口)は公的年金等控除の対象になり、税務上有利です。

 

しかも利回りで考えた場合、相当なメリットが期待できますので、結論的には加入すべきだと思います。

  

今日はお金を備えるというお話でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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